宇宙

彗星ってどこからくるの??

みなさん、彗星ってみたことありますか??

彗星のイメージ

彗星のイメージって、

・流れ星のでかいバージョン

・肉眼で見たら不吉である

・ “馬のしっぽ” みたいなのがついている

みたいな感じでしょうか。

昔の人は、彗星を「天変地異」の前触れとして信じていた
というのも有名な話ですよね。

最近では、話題になった映画「君の名は。」
のイメージが強いでしょうか。

出典:映画『君の名は。』公式サイト

映画中で出てきた彗星は「ティアマト彗星」と言うそうですよ。

「ティアマト彗星」についていろいろ知りたい方はこちら!!

あの話は嘘だったんじゃないの??
あんな彗星存在しない!!!

と、賛否両論が飛び交っているようです。(笑)

彗星ってなに??

さて、話を戻します。

「彗星ってなんだろう」と疑問に思う人に答えます。

一言で述べると、

「太陽系の果てからやってくる、巨大な氷の塊」

です!!!!

これだけ聞いても、実際の中身や、宇宙におけるどういった存在なのか
分からないと思うので、特徴を述べます。

彗星とは、

・大きさが数キロメートルから数十キロメートルのとても小さな天体

・8割が氷!!

・成分は、二酸化炭素・一酸化炭素・その他のガス・微量の塵から成る

です。

彗星の見た目

彗星って、“馬のしっぽ” みたいなのついてますよね。

この姿が、“ほうき”に似ていることから、「ほうき星」なんて言われることもあるみたいですよ。

さて、この“馬のしっぽ” どうやってできるのでしょうか。

これは、氷の塊が太陽光であたためられて、表面の氷が溶け、チリやガスを吹き出すことで出来上がります。

この“馬のしっぽ” ですが、
実は、1本ではなく、異なる成分から成る2本のしっぽから構成されています(*´ω`)

2本のしっぽ

①「イオンの尾」

電気を帯びたガス(イオン)は、太陽風に流されて太陽とは反対の方向に細長く伸びます。
そのため、しっぽのように見えるのですね!

②「ダストの尾」

放出された塵(ダスト)は、太陽の光の圧力(光圧)を受けて太陽とは反対の方向に伸びます。

しかし、塵のサイズによって圧力の受け方が異なるために、びろ~~んと幅のある尾になります

これによって、イオンの尾とはまた違ったように見えるのですね!!

出典:国立天文台

どこからやってくる??

彗星が地球に接近するときは、いつも話題になりますね。

さて、その彗星がどこからやって来ているのかって考えたことありますか??

2種類の彗星

彗星って、宇宙の果てから地球めがけて突っ込んできて、近くを通過した後に
遥か彼方まで去っていく。

そして、その彗星は一生地球に戻ってくることはない…

なんて印象持っていませんか??

半分正解で、半分間違っています!!(笑)

太陽には、引力がありますので、
地球や火星と同じように、彗星も軌道や周期を持っています。

そこで、彗星は、大きく2種類に分けられます。

・長周期彗星

・短周期彗星

です。

長周期彗星は、周期が200年以上のものです。
また軌道が双曲線や放物線で、一度しか太陽に接近しないものもこれに分類されます。

短周期彗星は、周期が200年以内のものです。

出典:国立天文台

この画像から分かるように、「ハレー彗星」は、太陽の周りをまわっていますよね。

これは76年周期で回っているので、短周期彗星に分類される!!
と分かります。

生きているうちに1回見れたらラッキー!!(≧▽≦)
という感じですね。

逆に、アイソン彗星や、パンスターズ彗星は放物線や双曲線軌道を描きます。

そのため、これらの彗星は二度と地球に接近することはありません。

宇宙の果てに向かってどっか行ってしまいました…

残念ですね( ;∀;)

(ちなみに、アイソン彗星は2013年11月29日、パンスターズ彗星は2013年3月10日に日本で観測されました。)

彗星の故郷

彗星の故郷は、

「オールトの雲」

「エッジワース・カイパーベルト」

の2つだと考えらています。


出典:国立天文台

「オールトの雲」は太陽系の最外縁部にあって、
「エッジワース・カイパーベルト」は海王星の軌道の外側にある氷の微惑星の集まっている所です。

(それぞれ領域については、別に記事で詳しく、解説していますので、クリックしてみてください(*´ω`))

これらの領域に存在する塊が惑星の引力など何らかの力によって引っ張られ、
太陽や地球の近くに飛んでくるものが「彗星」なのです。

イメージがつきにくいと思うので、図を描いてみました(≧▽≦)

先程、述べたように彗星は2種類に分けられ、そのうち

長周期彗星グループは「オールトの雲」から、

短周期彗星グループは「エッジワース・カイパーベルト」から

やってくると考えられています

「オールトの雲」や「エッジワース・カイパーベルト」の存在する

氷微惑星たちは、46億年前に太陽系が誕生した時に生まれたものだそうです。

そのため、彗星となって、太陽に向かってくる際には、
太陽系が生まれた頃の惑星形成時の情報を、彗星内に閉じ込めながら接近するんですね。

彗星を調べれば、惑星形成時の情報を調べられるということです(≧▽≦)

すごく規模が大きな話になってしまいましたが、
彗星も遠い遠い所から、すごい努力をしながら頑張って太陽に向かってくるわけなんですね。

そんな、彗星を、空を見上げて見てみるのも面白いかもしれませんよ(*´ω`)